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斉藤さんの小松菜と最後の竹の子

島バナナ入荷情報です。

お問い合わせが非常に多い稲福さんのバナナ、6日(月)入荷の予定です。

すぐなくなる可能性もあるので、お早めにどうぞ。

斉藤さんの畑。

いつものように、小野さんが作業していました。

茄子の植え付け。

これからどんどん夏野菜を植えていくようです。

以下、小野さんより。

「畑作業、手伝ってくれる人いないですかね。募集して下さい。一人じゃ無理です。お願いします」とのこと。

興味がある方はお声掛けを。

本日の収穫は小松菜。

立派に育っています。

来週にはもっと大きくなっていそうで、出荷時期は短そう。

でもみずみずしくてシャキシャキ、美味しいです。

「採っておいてやるから、竹の子見てこいよ。いくらかあるだろ」

「はい」

今シーズン、本当に最後の竹の子。

約20kg。

こちらもお早めにどうぞ。

 

 

今日の竹の子掘り

本日の竹の子掘り、絹子も参加です。

斉藤さんの畑に着くと、小野さんがすでに畑仕事をしていました。

「すご~い!雑草がない!」

「がんばってますから」

今まで雑草だらけの畑しか見たことがなかった斉藤さんの畑。

週に2回ほど通っているという小野さんの努力ですね。

「気温が上がって野菜の成長が早いですよ」

すっかり従業員みたいです。

現在成長中なのが、じゃが芋、玉ねぎ、ズッキーニ、サニーレタス、小松菜、ブロッコリー、これからトマトやきゅうりも植えるそうで、今年の斉藤さんは気合い入っています。

夏に向けて楽しみ。

本当は小野さんにも竹の子掘りも手伝ってほしかったんですが「やることあるだろ!」と斉藤さんに言われるみたいで…。

という訳で、我々2人で竹の子掘り。

簡単に掘っているように見えますが、固い根っこが土の表面まで張り出しているので、場所によっては1本掘るのにかなり時間がかかります。

今日も気温が高かったこともあり、汗だくです。

今日は2時間半の作業。

「計ってみろ」

「はい」

「この時期になっても軟らかいし美味いよな」

「はい。すごく美味しいです」

本日の収穫、先週より多い65キロでした。

小野さんの方は、いんげんの種まき。

「もっと幅!」

「えっ?狭くするんですか?」

「そうじゃないだろ!幅だよ!」

「えっ?」

いつもこんな感じで怒鳴られているようで。

ちなみに小野さん、率先してあくまでも自主的に畑に行っています。

この前の飲み会で言っていたけど「父親みたいな存在ですかね」と。

たまに「あのオヤジは」とか言ってるけど、なんだかんだいい関係みたいです。

がんばっている小野さんに僕らが掘った竹の子プレゼント。

こんなにでかいの食えんのか?って感じですが、斉藤さんのは大丈夫。

美味しいですよ。

掘り立て、食べて下さいね。

 

入荷情報。

毎年大好評の内山さんの新玉ねぎは5月2日(木)入荷予定です。

今よりかなり安く販売できます。

斉藤さんの竹の子豊作!

今シーズン4回目かな?

斉藤さんの竹の子掘り。

今日は出てましたね~。

しかも先週より柔らかい土のところに生えてきているので掘りやすかったです。

でも汗びっしょり。

どんどん掘れます。

とてもじゃないけど、掘りきれない。

たくさん掘っても、そんなには売れない。

でも掘らないと来週には竹になってるだろうなあ。

葛藤…。

「急に出てきたよな」

「まだまだありますよ」

「先週より安くしてやるからな」

「ありがとうございます」

「これなんか立派だよな」

「絶対美味しいですよね」

斉藤さんの竹の子食べると改めて感じる美味しさ。

柔らかいし甘みも風味もある。

竹の子にも品種があって、斉藤さんのは数十年前にわざわざ京都まで行って仕入れたものを植えたそうです。

本日の収穫、60kg以上!

豊作セールです!

黄色いカブで行く四国+しまなみ物語4

朝、6時起床。

ピーピー、チュンチュン、ホーホケキョ。

鳥の声が目覚まし時計。

山に響き心地よい。

「では行きます」

「機会があればまた来て下さい。正ちゃんによろしく」

「了解です。ありがとうございました」

 

昨年の展示会でお会いして、美味しい野菜を送ってくれる。

ベテランの桐島さん。

「おはようございます!」

「どうぞ」

「お世話になります」

ちょうど出荷作業の最中。

「新玉ねぎです」

「こぶ高菜」

「へー、初めて聞いた。美味しそうですね」

「こぶが特徴で。美味しいですよ」

「畑、近くなので案内します」

「よろしくお願いします」

「畑はこのあたり一箇所にまとめています。散らばっていると効率が悪いんで」

多品目を少しずつ入れ替えながら栽培するのが桐島さんのやり方。

「色んな方法があるけど、私にはこれがいいかな」

「そろそろ植え替えで、忙しくなります」

「これはにんにく」

「にんにく?」

「この辺は葉っぱを食べる習慣があるんです」

「これはこのまま放っておくとにんにくできるんですか?」

「もちろん。ただ品種は違って、これは葉を食べる品種です」

かじってみると、かなりにんにくの香り。

甘みも感じるし、これは美味しい。

「ここがマスタードです。菜の花、これは栽培は楽なんですよ。放っておけば育つ。ただ、それからが大変なんです。種を採って加工品にするまでが」

「あのマスタードは美味しいですね。でも本当に手間暇かかりそう」

「私が品種改良したんです。基本的に野菜の種は取りますので」

「自家採種ですか。なかなかできないですよね」

「今度、和辛子もやってみます」

「それは楽しみです」

「どうなんでしょうか。今後の有機農業は」

「この辺は有機やってる人が多くて、かなりの野菜が出来ています。もしかしたら需要より供給の方が多いかも知れません」

「それは素晴らしい。でも全国的にはどうなんでしょうか。なかなか広がらない印象はありますが」

「ここにきて国が力を入れ始めているので、少しずつは変わっていくんじゃないかな。新規で就農する人も増えるだろうし」

「でも辞めてしまう人も多いと聞きます」

「そうなんです。一つはお金。お金が尽きて辞めてしまう。そこは助成してやるべきだと思います。あとは技術。若い人は技術がない。だから私は若い人を育てたいと思っているんです。クワも使えないで農業している人もいるんです」

「そうなんですか。そう言えば、展示会の時に一緒にいた女性の方は?」

「あの娘はちょうど1週間前に独立したんです。少し離れたところで農家やってますよ。元々東京出身で。うちに2年いたかな。独立した時、クワをプレゼントしました」

「そうですか。よろしく言って下さい。いい野菜が出来たらうちでもやりますよ」

「それは助かります。若い人は売り先なんですよ。そこを見つけるまでが大変」

「うちも若い農家さんは応援したいと思っています」

「にんにく、持っていってください。飛行機ですよね。匂い出ないようにしっかり巻いておきます」

「ありがとうございます。楽しみ」

「私が農業を始めたのは30数年前ですが、桐島畑としてやり始めたのは2011年で。その時の看板です」

「ずいぶん長くされているんですね。大ベテランですね。そう言えばハマヤさんのところの農家さんも教えているみたいですね」

「たまに見に行ってますよ。あそこはこれから伸びるんじゃないかな」

「桐島さん、ありがとうございました。会えてよかったです」

「こちらこそ。今後ともよろしくお願いします」

昨年の展示会で出会った時に感じた通り、素晴らしい生産者さんだった。

いい意味で対照的。

貝原さんが期待の星なら、桐島さんはいぶし銀。

皆、輝くものを持っている。

改めて出会いに感謝。

 

目的だった3箇所の生産者さん訪問を無事終え、あとは自分の時間。

と言っても、昼過ぎには松山に戻らなくてはいけない。

予想通りだけど、結構キツキツのスケジュール。

国道を外れ、山道を行く。

見たかった沈下橋。

この辺では普通に見られる橋で、地元の人は日常的にに使っているそう。

でも、ちょっと怖い。

黄色いカブと清流四万十川。

黄色いカブと沈下橋。

最高!

四国としまなみ。

前半は天気が悪かったけど、すごく充実した3日間。

皆さんに会えて本当によかった。

カブで走れて本当に楽しかった。

仕事兼バイク旅、今の僕には一番かな。

また次の機会に…。

 

終わり

 

 

125ccのカブの感想。

町中はもちろん、郊外でも法定速度+αで走るには十分だった。

長い登り坂や山道ではやや苦しい場面もあったけど、ギアを落とせばそれなりにがんばってくれる。

ホンダが誇る名車カブ、納得。

あと、小さいってすごくいい。

ゆっくり走っているから見える景色もある。

小回りが効くし、すぐ止まれるし、普段重くて大きいバイクに乗ってるから余計に感じる。

今回の走行距離522km、ガソリン9L。

燃費、計算してびっくりの58km/L!

山道が多くて、結構エンジン回して走っていたのにこの燃費。

カブ、すげー!

 

黄色いカブで行く四国+しまなみ物語2

「こんにちは!」

「はじめまして」

今回会う最初の生産者さんは広島高根島で柑橘を栽培する貝原さん。

昨年からのお付き合いだが、信頼の置ける生産者と見込んで、一度会ってみたかった。

「汚い軽トラですみません。島をご案内します」

「汚い軽トラは慣れてるから。よろしく」

橋を渡り隣の生口島から高根島へ。

「僕が生まれた時にはもうこの橋はできていました」

時期的に木になっている柑橘の収穫はほぼ終わり、島中に点在する畑を見せてもらうことに。

広さにして東京ドームの半分の畑に1500本位の木々があるそう。

「従業員は?」

「僕一人です」

「一人!?それって大変でしょ!」

「大変ですね。あとは奥さんが販売の方を手伝ってくれます。もう奥さん無しではダメです。別れられないですよ」

「最初は、いいものを作れば売れると思っていたけど、全然。泣く泣く廃棄したり」

「結局売り先なんだよね。特に若い農家さんは」

「農協とかにみかん卸しても、1箱150円とかなんです。それじゃ農家もやる気が起きないですよ。だから本当に美味しいものを作って自分で売っていきたいです」

「土作りは?」

「特にやっていません。ここは元の土がいいんです。島でも農薬や除草剤を使っている農家さんもいて、そういうみかんは味が薄いですよね。土もダメにするし。それが海に注がれて汚してしまうんです」

小さい島だけど、場所によって水はけや日当たりや気温が異なり、それに合わせてみかんやレモンなど適地を考え、木を植えているそう。

「ヤギ飼ってるんだ」

「あっ、近づかない方がいいですよ。そいつ凶暴なんで」

元々は馬が好きで、畜産の学校に進んだとか。

その後、ワーキングホリデーでオーストラリアに2年間農業の仕事、帰国後造船の仕事を2年、その後に自分で農業を始めたそう。

この島の産業は農業、観光、造船だとか。

「その先が呉です」

呉と言えば戦艦大和を作った場所。

「なんでこの辺は造船が盛んなの?」

「海が静かで波がないからだと思います」

「なるほどね~」

「ところで、ヤギ飼ってるけど、好きな馬は飼わないの?」

「島に獣医がいないんです。ヤギは勝手に育つけど、馬は診てもらわないとダメなんです」

「そうなんだ」

「あそこの土が出ているところ、全部猪が掘り返した場所です。もう猪の被害がひどくて」

「そんなにいるの?」

「最初は山の上だけだったのに、下の方に降りてきて、柑橘を食べてしまって」

「無農薬の美味しい作物だけ食べるってパターンでしょ」

「そうなんです」

「どこの農家さんも一緒だね」

「穀物を食べている猪より、柑橘を食べている猪の方が臭みがなくて美味しんですよ。僕も畑で罠を仕掛けて獲った猪をさばいて食べるんですけど、めちゃくちゃ美味いですよ」

「そんなに美味いんだ」

「特に背中のたてがみのあたりが美味しくて、奥さんも大好きです。誕生日には猪が食べたいとか言うし」

「ほう。それは食べてみたいなあ。今度穫れたら送ってよ」

「大丈夫なんですかね、許可とか。猪をさばく許可は持ってますが」

「その辺はよく分からないけど。俺たちが食べるんだからいいんじゃない?」

「ここの畑は僕が一番好きなところで。晴れてると海がきれいですよ。虹色になったり」

「晴れてる日に来たかったね」

「奥さんにプロポーズしたのもここです」

「そうかあ。それじゃあ記念の場所で記念写真撮ろうか」

「はい」

「来て良かった。今後ともよろしく」

「こちらこそよろしくお願いします」

「そうそう、ジュースもめちゃくちゃ美味しかったよ。好評だったけど無くなるの早かったね」

「来年は量を増やします」

「来年はうちでフレスコオリジナルラベル作ろうかな」

「いいですね」

「また楽しみにしているよ」

「これ、お土産にどうぞ」

「嬉しい♪ありがとう」

貝原さん、今年で6年目でまだ若いけど考え方もしっかりしていて、将来有望な農家さん。

会いに来て良かった。

町に戻ってうろうろしていると、柑橘があちこちで売られている。

自動販売機でも売られている。

さすが柑橘の島だ。

 

夜は一人で飲みに行く。

貝原さんも誘ったけど「今日は島の消防団の集まりがあって」

「それは残念」

「そんな集まりばっかりですよ。島だから仕方ないけど、大変な役回りばかり任されて。農家が暇って間違った感覚があるみたいで」

「どこもそうみたいだね」

結局、お好み焼き屋へ。

広島風を食べてみたかったのもあるけど、やっている店がここしかない。

居酒屋兼酒屋で、お酒はお店で販売しているそのままの値段。

安くていい。

魚の天ぷらって書いてあったから頼んだら、かなりイメージと違った。

素揚げ?

美味しかったけど。

家族経営のようで、お母さんと息子さん、お父さんはお皿の片付け。

息子さんはがんばっていたけど、極度の口下手って感じ。

それでも最近多いという外国人のお客さんにも、がんばって接客していた。

圧巻だったのはお母さんの接客。

常連の方らしい服とお化粧かなり派手な74歳女性「この店、私の故郷みたいよ!ね~、そう思うでしょ!」ビールの大瓶2本と焼酎飲んで酔っ払ったおばさまを丁重に見送り。

サイクリストっぽい高齢者の集団「さっき電話しただろ。席は?」「こっちは豚天でそっちは海鮮だって。全部で8人。なんで10枚なんだよ」と注文もよく分からない人たちにも落ち着いて笑顔で的確に処理。

外国人にも一言二言の英語で上手に対応。

忙しい中での電話対応もスムーズ。

時折僕にも話しかけてくれたり。

なんか高級料亭の気が利くベテランの女将さんみたい。

(行ったことないから分からないけど)

表情だけの笑顔ではなく心からの笑顔を感じたし、誰もが心地よく食べて飲める。

ちなみに息子さんは5人組の外国人相手に「あ~、ノーミート。え~と、オクトパス!」とがんばっていた。

そんな様子を見ながら飲んで、ちょっと楽しかった。

思わず帰りに「お母さん、接客素晴らしいですね」と声をかける。

「まあ、そんな風に褒めてもらって」

「僕も接客やってるんで見習いたいです」

「もう70過ぎているんですよ。今日は騒がしくてごめんなさいね」

「いや、すごく楽しかったですよ」

「気を付けて帰ってくださいね」

「ごちそうさまです」

宿に戻って地元産のレモンチューハイ。

思えば、朝は5時起きで、成田まで行って、飛行機に乗って、雨の中バイクで走って、かなり忙しいスケジュールだった。

一気に眠気。

22時就寝。

 

続く

絹子の竹の子掘り

竹の子掘り、絹子久々の参加です。

「久しぶりだから覚えているかな~」

と言いつつ、それなりに様になっている。

ただ、今年竹の子を掘っている場所は竹やぶの近くで、土の表面に根が張りまくっているので、ものすごく難しい。

根が邪魔して、クワが入らない。

1本でものすごい時間がかかる。

ようやく掘り出した竹の子に笑顔の絹子。

気温が高かったこともあるけど、二人で汗だくになって1時間以上。

やっとこれだけ。

採れたてをかじる絹子。

「甘~い」

掘ったばかりはアクがなくて美味しいんです。

特権です。

「斉藤さん、掘ってきました」

「時間がかかった割にはこれだけか」

「もう根っこがすごくて」

「きれいに切っておいてやるから」

斉藤さんが下の部分を丁寧に切ってくれます。

斉藤さんが事前に掘っておいてくれた分も含め計25kgです。

「相場が下がってるから値段下げてやるから安く売れるだろ」

「ありがとうございます」

採れたて新鮮、めっちゃ美味しい竹の子。

今がお勧め!

 

 

初物!斉藤さんの竹の子

斉藤さんの畑に到着。

「竹の子、見てこいよ。いくらかあるだろう。菜花、採っておいてやるから」

「はい。見てきます」

と言ったものの、まだ早いのかなあ。

全然ない。

今日はみっちゃんいないし。

探して探して、やっと。

ありました。

まだ土から顔も出していないので、まず探すのが大変。

久々の竹の子掘り。

約30分でたったこれだけ。

「これじゃ商売にならないだろ」って言われそう…。

「おお、いくらかあったか」

「あまり出てないですね」

「おいらもさっき掘っておいたから」

「…。そうなんですね。ありがとうございます」

そりゃ探してもないだろう。

とりあえず計10キロ。

まだ少ないですが、斉藤さんの竹の子を待ってくれるお客様が多いので、良かったです。

菜花、今週はもうないかと思っていたけど、けっこう収穫ありました。

少し花が咲いていますが、柔らかいところだけ採ってくれました。

あとは種取りにするそうなので、これで最後になります。

竹の子は来週、もう少し多く採れる気がします。

 

斉藤さんのほうれん草

斉藤さんの畑。

背の高い枯れ草がきれいに無くなっていました。

小野さん、がんばりましたね~。

畑にはほぼ作物がなくなりましたが、ほうれん草だけ少しあったので収穫します。

ただ、雑草(先日の七草等)に覆われているんです。

とにかく収穫が大変。

雑草をかき分け、ほうれん草の根を探しつつ切り、絡まった雑草をほどきながら収穫。

斉藤さんの場合、好んで雑草をそのままにしている訳ではないけど、これを自然農法とするなら、なんて非効率な農法だろう。

少ないけど、まあこんな感じかな。

「だから揃えて入れろっていつも言ってるだろ」

「はい…」

なるほど、ですね。

味ですが、抜群に美味しいです。

味が濃くて根っこのあたりはすごい甘いです。

ちなみに、斉藤さんの今の事務所はほぼ外です。

一応屋根はあるけど、寒いし、雨降ったら降り込んでくるだろうし。

斉藤さんは「結構大丈夫なんだ」と言うけど。

先日小野さんとも「なんとかしてあげたいですよね」と話していました。

ちょっと考えましょう。

七草を探せ

今日は斉藤さんの畑で七草の収穫。

スタッフ絹子と小野さんが参加。

「向こうにゴギョウがあるから探してこいよ」と指示する斉藤さん。

「向こうの方ですね。行ってみます」と絹子。

「では私も行きます」と小野さん。

すると斉藤さん。

「何言ってんだ!ダメだろ!」

「え?」

「やることあるだろ!」

「そこから抜けよ」

「はい」

小野さん、完全に草刈り要員です。

僕らは七草探しの旅へ。

「ゴギョウないね」

「向こうって言ったってどこだかよく分からないし」

毎年ゴギョウが少ないんです。

「もしかしてこれかな?」

「斉藤さんに聞いた方がいいな」

「斉藤さん、これですか?」

「前にそれ食って死んだ人いるぞ」と笑う斉藤さん。

「え~!」ビビる絹子。

その後15分ほど探しても見つからず…。

「斉藤さん、なかったです」

「どこ見てんだ。目ん玉付いてるのか?こんなに立派なのがあるだろ。3分で見つけたぞ」

やっぱりすごいですね。

その後「あっ!ありました!これですよね!」と喜ぶ絹子。

その後は他の草へ。

「目の前にいくらでもあるだろ」

「はい」

必死に探す絹子。

とにかく草だらけで、判別が難しい。

なんとかハコベラとナズナを収穫。

草類は絹子に任せて、僕はスズナ(かぶ)の収穫。

あとスズシロ(大根)も。

最後にホトケノザ。

セリはなくて六草収穫しました。

「採れました?」と草刈りで汗びっしょりの小野さん。

周辺の枯れ草を全部刈るまで小野さんの仕事は続きます。

昨年から始めて、まだまだかかりそうです。

店に戻ってうっちーが草を分ける作業。

「毎年大変ですね。こんなことしてる店ないですよ」

「だよな」

以前はパック詰めまで斉藤さんがやってくれていて、うちは仕入れるだけでしたが、今はそこまでできず、今年は自分たちで収穫から始めました。

確かに、ここまでやってる店ないですよね。

斉藤さんの草、ものすごく力強い味わいです。

斉藤さんの六草粥で無病息災、いかがでしょうか。

セリがなく六草でよろしければ、どうぞお買い求めくださいませ。

6日(土)より販売開始です。

今年最後の斉藤さんの畑

年末は斉藤さんの小松菜を販売するつもりでしたが…。

「大きすぎるだろ。ダメだな。肝心な時にこれじゃあ」

予想より温かい日が続いたので、成長が早かったようです。

と言うことは、年末の小松菜、どうするか…。

なお、今日の収穫はチンゲン菜とかぶが少しでした。

小野さんは連日斉藤さんの畑で草取り等々お手伝いしているようで、かなりすっきり。

でも、まだま枯れ草がいっぱいでした。

大変だ、これ…。

来週も小野さんは畑に行くそうですが、小松菜がないので僕は今日が年内最後。

斉藤さん、今年も一年お世話になりました。

来年もご指導よろしくお願いします。

久々に斉藤さんから休みを頂いた小野さんは新車で店に気てくれました。

以前の650ccから250ccへ乗り換えです。

コンパクトで軽量、いいですね。

色も目立ってます。

先月納車されたそうですが、畑が忙しくこの日が初乗りだそうで。

畑仕事の合間を縫って楽しんでくださいね。