野菜、果物、新たに入荷したもの一気に試食です。
まずは丸山さんの秋映からいきましょう。
パリッと固めの食感。
酸味がしっかり、それでいてあとから甘みも感じる味わい。
丸山さんらしい味わいです。
本間さんからは南瓜、今日から品種が変わって特濃こふきです。
ちゃんと試食分を入れてくれるところが本間さんらしい。
ありがたいし、嬉しいですね。
今回は蒸しましたが、粉質ありホクホク寄りの食感、もちろん甘みも風味も文句なし、美味しいですね~。
ついでに本間さんの男爵も試食。
これはすごく美味しい男爵です。
ザ・男爵!って感じで、うちの優秀な農家さんの中でもトップレベルです。
どんな料理にも合いますが、じゃがバターで食べたら最高だろうなあ。
せっかくなので本間さんの北あかりも試食。
煮崩れし易い品種ですが、ネットリ感も程よくあり、こちらも美味しい。
ポテトサラダ、コロッケ、この芋で作ったら最高でしょうね。
本間さん、優秀な農家さんだと思います。
丸々太った宮嶋くんの大根。
出始めは結構辛かったけど、現地の寒さが増してそろそろ味わいが変わっているはず。
まだ甘いってほどではないけど、かなり辛味は少なくなっています。
それより果肉がギュッと締まっていて、みずみずしさはありません。
でもこれで煮物とかおでんとかやったら絶対に美味しいです。
同じく宮嶋くんのかぶ。
前回の大玉から小さくなりましたが、品質はアップしています。
これは甘みがあってジューシー。
いいかぶ、作るなあ~。
すごく美味しい。
漬物、サラダ、味噌汁、煮物等々、どんな料理にしても美味しいかぶ。
そうだ、写真撮り忘れましたが、宮嶋くんのルッコラも入荷しています。
丈長く、辛味もありますが香りいいです。
さて、新規の農家さんです。
一ヶ月前、ご夫婦で店に来られたさつま芋を作る地元埼玉の鈴木さん。
その時、紫系のふくむらさきという品種を持ってきてくれて試食させてもらいましたが、結構美味しかったので、まずはやってみましょうとなりました。
1ヶ月寝かせて美味しくさせて出したいとのことで、ちょうど1ヶ月後に持ってきてくれました。
洗いだと仕入れ値が高くなるとのことで、今回は泥付きでの扱いにしました。
そういうケースは初めてなので、そこがどうなるか…。
洗うとこんなにきれいになるんです。
右、加瀬さんのさつま芋と並べてみましたが、やはり不利ですね。
畑の土質にもよりますが、今回の場合だと、ぱっと見ヤーコンっぽい色合いで、さつま芋って分からないかも?
店に商品を並べる時に特に気をつける点の一つが「美味しそう!」です。
野菜の袋詰にしてもそう、陳列方法にしてもそう、販売する上でものすごく大事な点。
それが販売のテクニックだったりします。
やっぱり洗った方が売れるでしょうね。
斉藤さんがよく言う「人間も朝起きたら顔洗うだろ。人間だって野菜だって同じ。きれいにしてやらないと」
この業界ってよく泥付きをアピールしたり、それを有難がって購入する自然食の人もいますが、実際は自然っぽいってイメージだけでデメリットの方がはるかに大きい。
高くなっても洗いにするか、様子を見ながら今後相談していきましょう。
味わいですが、1ヶ月前に比べて劇的に向上している感じではないかな?
って言うか、あまり違わない気も…。
でも、今どきのさつま芋みたいに甘すぎない上品な甘さ、紫系の芋独特の風味があり、美味しいさつま芋です。
なによりこの紫色がきれいです。
鈴木さん、販売店に卸すのはうちが初めてのようで、色々と試行錯誤中のようです。
「お客様の声を聞きたい」とのことで、味でも品質でも価格でもなんでも構いませんので、是非是非皆様の率直な感想をお聞かせください。
でも、いいですね。
消費者の声を聞きたいという生産者さんは決して多くはなくて、でもそういう農家さんこそ間違いなくいいものを作ります。
卸すだけ卸して、聞く耳を持たない生産者さんもいますが、ダメですね。
今日は野菜の試食でお腹いっぱいです。
でもまだ食べないといけないものが色々なんです。