奥会津ツーリング

日帰りとか一泊で行ける範囲でツーリングってなると、ほとんど行ったことがあったりして、どうも新鮮さに欠ける。

どこか行ったことない場所ないかなあ…と地図を眺めていると見つけました。

奥会津。

キャンプ場も良さそうだし、行ってみましょう。

今回の目的は、新そば、紅葉、星、温泉、です。

まずは南会津から。

山里。

こういう風景の中を走るの好きです。

ここまで来たので寄っていきましょう。

器の販売で、また個人的にも大変お世話になったスタッフ絹子のおじさんの工房。

今日はお弟子さんがいらっしゃらなかったので一人で。

お墓参り。

缶ビールがお供えしてありました。

お昼に飲む一本の缶ビール「これが楽しみなんだ」と美味しそうに飲んでましたね。

おじさん、お水もらっていきますね。

ずっと出しっぱなしの湧き水、この水美味しいんです。

新そばののぼりが立っていたお蕎麦屋さんへ。

この日はやけに寒くて、本当は温かいのを食べたかったんですが、せっかく新物なので冷たいお蕎麦で。

珍しく、現地が産地のえごまのつゆが付いてまして、これがなかなか美味しい。

新蕎麦も美味しかったですよ。

でも、こういう上品な蕎麦より、なじみの会津若松のオヤジさんが打つ噛み締めて食べるような蕎麦の方が僕は好き。

これからの季節は日が暮れるのが早く、早めにキャンプ場に着く必要があります。

買い出しを終え、早めにキャンプ場へ。

「どこでも好きなところへ張ってください」と管理人さん。

広すぎるし、誰もいないから、余計迷う…。

まあ、こんな感じかな。

環境もいいし、バイク込みで1400円(2台まで)ならまずまずです。

ビールを飲みつつ、パン屋さんで買ってきたピザパンを温めて食べます。

寒いと言いながらビールは飲む。

でもやっぱり寒いので今日は湯豆腐。

鶏肉とえのき茸も入れます。

ダシは店から持ってきたスティック状の昆布の粉末。

すごく便利。

小ネギとお醤油でふーふーしながら。

温まるし美味しい。

しかし、こんな時一人分って難しいです。

それぞれの量が多くて、えのきなんて「まだあるのか」と最後はいやいや食べてました。

豆腐1パックはまだしも、えのき1袋って結構ありますよ。

安かったので手羽中買ってきました。

いつものイヤシロソルトと向井さんの七味を持ってきて良かった。

すごく美味しい。

地酒を扱う酒屋さんで「辛口で熱燗できるのを」と言って「辛口で冷でもいいし、ぬる燗だと美味しいよ」と勧められた日本酒。

香りもよく旨味があっていいですね~。

一人で飲みきれるかな?と思っていたけど、結局飲んでしまいました。

数日前に新月だったので、きっと星がよく見えるはず。

狙い通り、きれいな星空でした。

天の川でも見たいかなと思っていましたが、調べたらこの時期は早い時間に沈んでしまって見られないそうで、時期は夏だとか。

なるほど、それで七夕と天の川はセットなんですね。

それにしても一人のキャンプ。

暇です。

はっきり言ってしまえば、楽しくはないかな。

じゃあなんでキャンプするんだって言われたらそれまでですが、宿に泊まっても同じだし。

僕はやっぱり誰かとキャンプするのが好き。

友だちでも、その日出会った人でも、一緒に酒を飲んだり話したり。

その方が断然楽しい。

暇だったので自撮り。

それでも暇だったので、早めに寝ます。

おはようございます。

朝方、冷えましたね~。

とっくに日が出ている7時位で5度だったから、早朝はもっと低かったはず。

昨日汲んできた水を沸かして飲むインスタントコーヒー。

安いコーヒーだし、飲み比べた訳でもないので正直分かりませんが、なんか美味しい、気がする。

それとパン屋さんのクロワッサンで軽い朝食。

紅葉には少し早かったです。

昨日立ち寄った酒屋のおじさんに聞いたら「今年はあの暑さで、その後すぐにこの寒さでしょ。先週までTシャツだったのに今週はダウン着るくらいだから。葉っぱが色づかない内に落ちちゃってるよね」

今年の気象が農産物だけじゃなくて紅葉にも影響しているんだなあ。

残す目的は温泉。

本当はもっと奥地の温泉に行きたかったんですが、午後には店に戻らなくてはいけないので、通りすがりの温泉へ。

先客がいらしたので写真は撮らなかったけど、やわらかくてものすごくいいお湯でした。

なんでも赤血球がサラサラになるとか。

そう言われれば、そんな気がする、かも?

山奥の国道沿いにある食堂で早めのお昼。

オープン11時の5分後に入ったら、準備中の看板。

「まだやってませんか?」

「すみません。どうぞすぐ開けます。スープの準備が間に合ってなくて」

ちゃんとスープ作ってるんだ。

当たりの予感。

会津ラーメンと麻婆丼セット。

シンプルだけどいい仕事してるなって味わいで、予想通り美味しかったです。

食後に出してくれたコーヒーを飲みながら店主さんと雑談。

そこでも「今年の紅葉はダメかもです。葉っぱの色がくすんでいるでしょ。この気温の変化が例年と違いますから」

「昨日も同じこと聞きました。やっぱり異常気象ですね」

「雪の降り方も昔と違いますね。以前はしんしんと積もっていたけど、今は湿った雪がドサッと降ります」

なんて話を含めて色々と。

「埼玉ですか。気をつけて帰ってくださいね」

「ありがとうございます。美味しかったです」

また訪れたいお店ができました。

 

会津と言っても会津若松の方から奥会津まで、かなり広いんですね。

なかなか奥深い。

まだ行けていない、また行きたい場所が増えました。

次は来年ですかね。

さて、急いで店に戻って仕事です。

長野に行ってきました(大内くんの畑編)

朝です。

昨日買ったパン。

やっぱり美味しい。

僕はクロワッサンが大好きなんですが、これは特に美味しい。

最高でした。

目玉焼きも。

あとは展示会でもらってきたコーヒーの試飲もかねて、美味しい朝食でした。

さて、大内くんの畑へ。

ここ、高原の頂上に位置し、近くのキャンプ場からは車一台通れるかどうかの細い農道を上っていきます。

が、前日の雨で道がぬかるみドロドロ状態。

轍も深く自分の車(FF車)で行けるか?

思い切って勢いを付けて上っていきますが左右に大きく振られ、ビビった助手席の絹子は「ゆっくり!ゆっくり行って!」と叫びます。

でもスピードを落とすと止まってしまうので、そのまま勢いよく!

でもダメでした。

ヌルヌルの路面で進めなくなり、数十メートルをバックして下り、小野さんの車(四輪駆動車)に乗り換え畑へ。

この時期、出荷用の野菜はビーツしかなく、自分で食べる用の野菜を作っている畑を見学。

「これは小豆です」

「無農薬なんで虫に食われるんですよ」

「ここは枝豆作ってました。でも美味しくなかった。有機肥料入れてやらないとだめですね」

「これって空豆?」

「いえ、花豆です」

「花豆もやってるんだ。来年もっと栽培して10キロくらい送ってよ」

「簡単に言いますけど、選別がめちゃくちゃ大変なんですよ」と笑う大内くん。

その他、色々見せてもらった後、大内くんのお父さんが一人黙々と種取りをしていました。

養命酒の原料に使われている益母草だそうです。

大内くんの薬草があの養命酒にも使われているんですね。

ちなみに、黒姫和漢薬のえんめい茶の原料も栽培しています。

ただ野菜を作るだけじゃなく、原料となる作物を企業に卸す。

大内くんの強みですね。

すっごい細かい作業。

種取りって大変な仕事なんですね。

ススキがきれいでした。

秋ですね。

では帰ります。

皆さん、お疲れ様、そして、ありがとうございました。

最後に僕も一緒に入って記念写真。

 

大内くんの野菜、今年は人参が不作、大根はやらなかったようで、今シーズンは入荷がありません。

でも来年、また美味しい野菜をどんどん出してもらいましょう。

今後ともよろしくです。

 

長野に行ってきました(キャンプ編)

スタッフ絹子同行で長野遠征。

今回は車です。

途中、天然酵母のパン屋さんに寄って買い出し。

今年僕は一度この店に来たことがあり、美味しかったので再訪。

僕は天然酵母だから美味しいとは思っていなくて、それを基準にパンを選ぶことはしないです。

天然酵母でも美味しくないパンはいくらでもあるし、天然酵母じゃなくても美味しいパンはたくさんある。

有機野菜が全部美味しいかと言うとそうじゃないのと同じかな。

パンでも農産物でも、酵母とか有機とか関係なく、作る人のセンスとか実力とかじゃないですかね。

ここのパン屋さんは理屈抜きに美味しいと思います。

 

当日までりんごの丸山さんと連絡を取り、お邪魔できるか検討していましたが「やっぱり今日は厳しいかな~」とのことで、また次回の楽しみにしました。

ちょっと時間ができたし、数年ぶりの長野訪問の絹子も一緒なので少し足を伸ばしました。

柴本さんの墓参り。

「柴本さん、お久しぶりです。フレスコは元気でやっています」と絹子。

相変わらず雑草だらけだったので、少しの時間でしたが2人で草取り。

ご近所は石で囲まれたお墓ですが、土があるお墓ってここだけなんですよね。

お金が無かったからって話は聞いたけど、柴本さんらしくていいと思います。

前にはなかった彼岸花が咲いていて、勝手には生えないと思うので誰かが植えたのかな。

お供えのお酒はいつ行っても絶えないし、柴本さんの人徳ですね。

ここに来て悩みを話したり、色々相談している人もいるじゃないかなって想像したり。

いつものように「それはね、こう考えればいいんですよ」って、すごく説得力のあるアドバイスしてくれる気がします。

草取りを終えると突然の雨。

「柴本さん、泣いてるのかな?」

「絹子が来て喜びの涙だよ」

 

キャンプ場に移動し準備。

「とりあえず!」の記念写真。

テント設置で満足げの絹子です。

現地集合でいつもの小野さん。

火は任せます。

柴本さんの弟子だった大内くん、そしてスタッフのかなえさんも参加です。

さて、食べますか。

スモーキー小野さん特製、チーズとナッツの燻製。

相変わらず美味しいですね。

ししゃもを焼く絹子。

焼き具合絶妙で、美味しかったです。

炭火で焼く焼き鳥は美味しいですね。

間に挟んだ桐島さんの万願寺唐辛子がとてもいい仕事をしてくれました。

標高千メートルで、風が冷たく体が冷えていたので温かいモツ鍋がピッタリ。

「じゃが芋も人参も南瓜も、全部僕の野菜です」と大内くん。

味噌で味付け、素朴だけど力強さを感じる味わい。

うん、美味しい。

南瓜をマッシュして固めて焼いただけとか。

あと茄子焼き。

これも大内くんとかなえさんの2人で作ってくれたようです。

大内くんの大根のサラダ。

さっぱりした味付け、箸休めにピッタリ。

ビール各種、焼酎のお湯割り、大内くん差し入れの日本酒。

農業に興味津々の小野さんは、大内くんの話に耳を傾けます。

「私も本格的に畑をやろうと思いまして」

斉藤さんもそうですが、優秀な農家さんの話がとても参考になっているようです。

 

美味しく楽しい夜でした。

明日は大内くんの畑を見に行きましょう。