斉藤さんの小松菜とかぶ

馴染みのあった昭和の著名人の訃報を聞くと寂しいものです。

そう言えば、買った気がする。

まだあるんだろうか…。

昨夜、ガサガサしてみました。

ありました。

ダンシング・オールナイト。

聞いていたなあ~。

ちなみに僕、思いっきりベストテン世代。

他にも出てきました。

贈る言葉、フレンズはレベッカ、斉藤由貴の卒業、CCBに長渕剛等々。

LPもありました。

キョンキョン、オフコース、サザンやユーミンはあの頃から今に至るまで変わらず第一線ってすごいですね。

こんなのまで。

ET、スター・ウォーズのサントラ、それからウイ・アー・ザ・ワールド。

って言うか、きっと二度と聞くことのない(聞けない)レコードを取っておいてどうするんでしょうか。

でも捨てられないんですよね。

なぜか南極物語まで。

子供の頃、映画観に行った記憶があり、タロとジロに感動したんでしょうか。

他にもあった気がするけど、処分したんでしょうね。

およげたいやきくんもあった気がするんだけどなあ。

 

まあ、そんな個人的なことはどうでもいいとして。

 

朝、斉藤さんから「今日は畑の方に来てくれ」と電話がありました。

行くとすでに斉藤さんと小野さんが収穫作業。

先日まで暑かったのに、北風が強く、かなり寒かったです。

小野さん、すっかり従業員のように働いています。

「ちゃんと揃えてやれよ」

「はい」

「この時期の小松菜は柔らかくて美味いんだよな」

かじってみると、味わい濃く、柔らかいけどシャキシャキ感もあり、美味しいです。

かぶも収穫しておいてくれました。

甘みはこれからもっと乗ってくると思いますが、出始めにしては十分美味しかったです。

「さすがに最後だろうな」とピーマンも収穫しておいてくれました。

香り強く、斉藤さんのピーマン健在って味。

ほうれん草はまだ小さくて、もう少し先かな。

チンゲン菜ももう少し先になりそうです。

斉藤さんの教えを熱心に聞く小野さん。

それにしても、僕が畑に行ってすでに収穫されているのは、とても楽です。

今までは自分で収穫からやっていたので、もちろんそれも重要ですが、ある程度やっていてくれると早めに店に戻れるので助かります。

小野さんはこれから本格的に菊芋掘りを手伝うそうです。

 

コーヒーとりんごジュース

前回の展示会、コーヒーを探しているわけじゃなかったけど、いい香りに誘われて…。

「あっ、美味しい♪」

その後サンプルを送ってもらったりして、どうしようか迷っていました。

最初はちょっと珍しい、ティーバッグみたいなタイプのが便利で面白いと思ったけど、香りの広がりがいまいちかな?やっぱりドリップタイプの方が美味しい気がする。

ということで、ドリップの方を採用。

ただ、ドリップだとフレスコでも人気の但馬屋さんのコーヒーとバッティングするかなと思ったけど、まあ併売するのも面白いかなと。

なのでちょっとお得なよりどりも。

どちらも深煎りでしっかり苦味があるタイプです。

是非飲み比べて感想を聞かせてください。

 

昨日丸山さんと話したばかりですが、すぐ送ってくれたんですね。

りんごジュース。

今回は秋映ジュースです。

それにしても、これから主力のサンふじが始まるというのに、「出せるりんごがほとんどなくて」って。

りんご農家でしょ、これ厳しいですよ。

せめてりんごジュースだけでも売ってあげたい。

でもこれ、丸山さんだけじゃなくて他のりんご農家さんも同じ状況みたい。

「今年だけじゃなくてこれから毎年こんな気候なら栽培するものも変えることも考えないと」と言っていました。

ホント、農産物大変です。

 

フレスコの根菜粕汁と新アイス

野菜の不作が続いたり、果物も味が乗らなかったり色々ありますが、美味しい素材はたくさんあります。

今日は体が温まる粕汁。

使う材料は、本間さんの南瓜、宮嶋くんの大根とかぶ、飯田さんの里芋、一戸さんのごぼう。

味付けは加藤さんの味噌と、会津にキャンプに行った時に酒屋さんがくれた酒粕が残っていたので入れます。

最後の宮嶋くんの長ねぎ。

加藤さんの玄米餅をトッピングして完成。

これ、めちゃくちゃ美味しい!

全ての素材が最高に美味しくて、一切れずつを味わえるんです。

今シーズン初、一戸さんのごぼうも風味良くて美味しいし、加藤さんの玄米餅も相変わらず香ばしくて美味しいです。

いや~、素材が美味しいって幸せですね。

それと深みのある汁。

これまた、最高!

野菜のダシが出ているのと、加藤さんの味噌、それと酒粕がいい仕事しています。

今度会津に行ったら、これ仕入れられるか聞いてみようっと。

 

食後はアイスの試食。

今回新しく入荷したのが珈琲味と黒蜜きなこ味。

もちろんアイス担当絹子のチョイスです。

まずコーヒー。

いいコーヒー使ってますねえ。

かなり本格的。

すごく美味しい。

それと黒蜜きなこ。

きな粉の風味がいいですね。

面白いのは底に黒蜜が入っていて、2度楽しめる。

これも美味しいし楽しいです。

どっちもお勧めですよ。

 

入荷情報

週末、宮沢さんのりんご、シナノスイートとぐんま名月 梨はあかつきが入荷予定。

丸山さんのりんごは超不作のため、サンふじも出荷できないかも、とのこと。

秋映のジュースは搾ったそうなので、注文して近日入荷します。

小さいキャベツと野菜展望

前回入荷したキャベツ。

びっくりしたって言うか、目が点って言うか、笑うしかないって言うか…。

これはダメでしょ、出しちゃ。

だってソフトボールくらいなんだもん。

青果を数十年やってきたけど、こんなの初めて見た。

事情は想像つくけど、生育不足は分かっていたけど注文に応じるため出荷。

さらに長野でも八ヶ岳の方なので、寒さもあり、もう収穫しないとだめになる。

問題なのは、このサイズであることに事前に連絡がなかったこと。

そして、いつものサイズと仕入値が同じこと。

品質と味と重量を考慮し、無農薬であることを加味したとしても、小さいのはせいぜい150円の価値だろうと値段を付けましたが、これってうちの仕入値の半値以下です。

仕入値がいくらであろうと赤字でも、それ以上の値段は恥ずかしくて付けられません。

今は野菜が高いとか、そういう話じゃないんですね。

無農薬だからこんなもん、有機だからとかいいだろう、みたいな感覚で明らかに劣化品を平気で出しちゃう農家さんって結構います。

すでに一般的な感覚から大きくずれちゃってるんです。

それに、こういうのを「今日は小さいね」って普通に受け入れちゃって、値入だけ計算してバカみたいな値段を付ける販売店も多いでしょ。

言いなさいって、ちゃんと。

言わないから、普通に出しちゃんです。

だからお互いにレベルアップしないんですよ、いつまでもこの業界は。

今回は問屋の松村さん経由で仕入れたものなので、松村さんにも即連絡したら「これは明らかにダメです。すみません。生産者にも連絡を取って対応します」と。

言うまでもなく、僕が毎度口うるさく言うのは、期待したいからなんですよ。

 

まあ、これも不作が原因ではあるんですが、ついでにこの先の主要な野菜の展望について。

キャベツはこんな事情で長野も群馬も終わりだけど、近郊が遅れて今月中旬以降までしばらく欠品が続きそう。

大幅な品薄だった人参ですが、来週後半以降は近郊が出始め安定してきそうです。

大根は品薄で今年は宮島くんに助けられましたが、こちらも人参同様来週後半以降安定しそうです。

長ねぎですが、今年は加藤さんがないので、宮島くんが終わったらどうするか考え中です。

 

香取さんのさつま芋はどうかな?

毎日、農業新聞を読み、気になる記事をスクラップしている斉藤さん。

「少し落ち着いたけど、野菜が高いって記事ばかりだな」

「そうですね。なかなか落ち着かないですね」

「あとは熊か。熊が多いなあ。熊ばかりだぞ」

「毎日のようにニュースになってますね」

斉藤さんが一番注目した記事。

楽天、ワタミ、イオンが有機野菜に力を入れてくるという。

「これがどう出るかだな」

大手が有機農家と提携して、全量買いをするらしい。

不安定な有機野菜の全量買いは農家さんにとってとても助かるはず。

でも、これって大手じゃないとリスクがありすぎて絶対に無理。

記事によると、10年前に比べると取り組み面積は4割増えたものの、それでも耕地面積のわずか0.6%。

手間のかかる有機栽培は広がっていないとある。

まあ、それが現実なんですよね。

要は需要があるかどうか。

「ここ書いてあるけど、農水省に有機農業推進室ってあるんですね」

「できたんだよな。一応取り組みはしているんだよな」

 

あとの話題はインボイス。

「こんなややこしい制度、どうするんだ。一千万以下の農家は大変だし、経理やってる人も大変なんてもんじゃないだろ。岸田さんもなあ、こんな事やってる場合じゃないのになあ」と斉藤さん。

「ホントそうなんですよ」

僕も先月まで色々調べて、でもよく分からずに、それで取引先の何人かに聞いても、ちゃんと把握している人が誰もいない。

みんな、一応とか多分とか何となくって感じでした。

加藤さんも「わざわざ税務署に行って説明してもらったけど、それでも分からないんですよね~」と言っていました。

調べたり勉強したりしないと理解できない制度って…、とにかくややこしすぎる。

それに僕らみたいな何から何まで全てやらなくてはいけない個人事業主なんて、超ややこしい帳簿やってられないですって。

 

さて、香取さんのさつま芋。

品種はシルクスイートです。

さて、お味の方は?

すっごい甘いって感じではないけど、優しい甘さ。

シルクスイートなので、もっとしっとりしているのかと想像していましたが、意外とホクホク感もあって、ちょっとシルクスイートって感じではないです。

出始めってこともあると思います。

でも、これはこれですごく美味しいです。

さつま芋も品種はもちろん、作る人によって味わいが変わるので、食べ比べも楽しいです。

 

ルッコラ食べ比べ

3人のルッコラ。

せっかく揃ったので食べ比べてみました。

左から栃木代表浜野さん、高知代表桐島さん、長野代表宮嶋くん。

言うまでもなく全て無農薬栽培です。

ルッコラの食べ比べてをする店なんて他にないと思いますが、並べて販売する以上、味の傾向は伝えられないといけません。

なんか標本みたいです。

季節的なものですが、どれも辛味はあります。

強いて言えば、浜野さんと宮嶋くんは若干マイルド。

桐島さんのがやはり力強さを感じる味わいです。

まあ、食べ比べて初めて分かる違いで、どれも美味しいです。

宮嶋くんのも美味しいけど、丈が長すぎてあまり売れないのでもうやめます。

あとの2人は不定期ながらしばらく入荷があると思います。

 

その他、食品コーナーから。

大人気のカミヤマメイト、プレーンのみの品揃えでしたが、あまりにも調子がいいので、他の味も入れてみました。

かぼちゃ味、すだち味、チョコ味。

どうぞ食べ比べてみてください。

お勧めはすだちとかぼちゃかな。

こちらも好評の干芋。

60日熟成で甘くてネットリ。

新たに品揃えしたのは同じシリーズで皮付き。

これも美味しいんですよね。

是非お試しを。

 

 

赤芽海老芋で鍋

気になる桐島さんの赤芽海老芋とタケノコ芋。

この手の芋ってあまり扱ったことがなくて、桐島さんに聞いてみました。

タケノコ芋はホクホク感が強く煮崩れしにくい品種だとか。

赤芽海老芋もホクホク系だけど少し柔らかい。

桐島さんは皮ごと塩ゆでして、皮を剥きながらマヨネーズが醤油、塩で食べるのが好きだそうです。

今日はまず赤芽海老芋を鍋に使ってみます。

使うは全てフレスコの素材。

鍋つゆはサンプルでもらった麹の鍋つゆを使ってみます。

海老芋とまぐろの団子を先に茹でます。

その他の材料も入れます。

うん、美味しそう。

今年初の鍋です。

エムプランさんの舞茸、椿き家さんの固絹豆腐、宮嶋くんの長ねぎ等、素材の全てが美味しい♪

そして海老芋ですが、かなり美味しい!

ホクホク感もありつつネットリ、味わいもしっかりあり、美味しい里芋って感じです。

鍋スープですが、煮詰めると麹感は減るものの、なかなかいい味ですね。

他も色々試してからですが、冬に向けて採用を検討してみます。

桐島さんのちりめんからし菜も改めて試食。

味濃く、かなりワイルドな味わい。

いい野菜作るな~。

鍋といえば椿き家さんの豆乳鍋の素も品揃え始めました。

冷蔵コーナーです。

豆乳鍋の素ではこの商品が一番美味しいと思います。

是非お試しを。

 

斉藤さんの利平栗試食

今日の入荷。

高知の桐島さんから赤芽海老芋、タケノコ芋、さつま芋が入荷。

タケノコ芋とは京芋だと思います。

海老芋同様、ホクホク感のある食感のはず。

さつま芋と一緒に近日試食。

ルッコラとちりめんからし菜も同時に入荷。

味わいしっかりでかなり美味しかったです。

北海道は一戸さんからやっとごぼうが入荷しました。

例年より1ヶ月も遅れました。

人参同様、不作だったようです。

でも入ってよかった。

青森は成田さんから紅玉。

この前の丸山さんの紅玉に比べても、酸味結構あります。

でも甘さもあるし、食感もしっかりで美味しいですね。

 

あちこちで不調のみかん。

佐藤さんのみかんはカメムシが大発生し、注文止めているそうです。

例年はこの時期注文しない愛媛白石さんのみかんを注文。

が、箱を開けてみると…。

なにこれ!

ずいぶん青いし形も丸いし、変だと思ったらライムでした。

白石さん、間違って発送してしまったようです。

ライムを10キロも販売する自信は全くないので、返品。

みかんは後日改めて。

今年は宮嶋くんの野菜が大活躍です。

かぶも美味しいと大人気だし、大根もいいですね。

小さいサイズでも重さはずっしり、実が詰まっています。

世間では不作で相場もかなり高いですが、宮嶋くんの畑は豊作なのか「数は任せるよ」と言うと「マジっすか!助かります!」とかなりの数を送ってきます。

でも、ありがたい。

さて、数週間冷蔵庫で保存しておいた斉藤さんの利平栗を食べてみます。

収穫したばかりより美味しくなってるはず。

シンプルにただ茹でるだけ。

美味っ!

甘さはもちろんだけど、栗本来の旨味や風味を感じます。

やっぱり斉藤さんの栗は美味しい。

これで焼き栗やってみたいなあ。

 

斉藤さんの利平栗、まだ在庫あります。

 

加藤さんの玄米餅と玄米味噌で

まず入荷情報。

28日(土)一戸さんのごぼう、成田さんの紅玉、白石さんのみかん入荷します。

で、今日の入荷。

宮沢さんから南水梨。

前回は小玉だったけど、今回は大玉でした。

梨は大きい方が美味しいみたいですね。

同じく宮沢さんのりんごジュース。

うーん…、ラベルねえ…。

うちでオリジナルラベル作ったら売れるだろうなあ。

でもちょっと忙しい。

ちなみに宮沢さんのりんごジュース、15種類のブレンドです。

もう茄子の入荷はないかなと思っていたら、浜野さんが持ってきてくれました。

チビ茄子。

サラダセットも持ってきてくれました。

今シーズン初で少量ですが、これからちょくちょく持ってきてくれると思います。

ついでに次郎柿、の試食用。

浜野さんも言ってたけど、まだ全然早かったです。

加藤さんからは天日干しの方の新米、の試食分。

本当は前回の納品分に入れるはずだったのが、加藤さんすっかり忘れていたようで。

さて、年間を通して大人気の加藤さんの玄米餅。

香ばしくて何も付けなくても美味しい。

ですが、何を付けるかと言えば、醤油でもいいけどやっぱり味噌なんです。

でも、味噌でも合う合わないがあって、チョイスは必要です。

まずは絹子手作りの味噌。

うん、味噌美味しい。

お餅とも結構合う。

でも、どっちかと言うと、こんにゃくに乗せて食べたい味。

お客様から差し入れで長崎の麦味噌数種類を頂きました。

その中から柚子味噌をチョイスしましたが、これはダメでした。

柚子味噌自体はちょっと甘めだけどかなり美味しい味噌でしたが、玄米餅とケンカしちゃってる感じで、合いませんでした。

最後に加藤さんの籾発芽玄米味噌。

やっぱりこれでしょ!

まあどちらも加藤さんのお米が原料なので当たり前かもですが、これ以上の相性はないです。

美味しくていくらでも食べられちゃいます。

ちなみに、絹子は中村さんの海苔との相性もいいと言っていました。

お餅も美味しい、お味噌も美味しい。

天日干しの新米は近日試食します。

 

お野菜でお腹いっぱい!の試食

野菜、果物、新たに入荷したもの一気に試食です。

まずは丸山さんの秋映からいきましょう。

パリッと固めの食感。

酸味がしっかり、それでいてあとから甘みも感じる味わい。

丸山さんらしい味わいです。

本間さんからは南瓜、今日から品種が変わって特濃こふきです。

ちゃんと試食分を入れてくれるところが本間さんらしい。

ありがたいし、嬉しいですね。

今回は蒸しましたが、粉質ありホクホク寄りの食感、もちろん甘みも風味も文句なし、美味しいですね~。

ついでに本間さんの男爵も試食。

これはすごく美味しい男爵です。

ザ・男爵!って感じで、うちの優秀な農家さんの中でもトップレベルです。

どんな料理にも合いますが、じゃがバターで食べたら最高だろうなあ。

せっかくなので本間さんの北あかりも試食。

煮崩れし易い品種ですが、ネットリ感も程よくあり、こちらも美味しい。

ポテトサラダ、コロッケ、この芋で作ったら最高でしょうね。

本間さん、優秀な農家さんだと思います。

丸々太った宮嶋くんの大根。

出始めは結構辛かったけど、現地の寒さが増してそろそろ味わいが変わっているはず。

まだ甘いってほどではないけど、かなり辛味は少なくなっています。

それより果肉がギュッと締まっていて、みずみずしさはありません。

でもこれで煮物とかおでんとかやったら絶対に美味しいです。

同じく宮嶋くんのかぶ。

前回の大玉から小さくなりましたが、品質はアップしています。

これは甘みがあってジューシー。

いいかぶ、作るなあ~。

すごく美味しい。

漬物、サラダ、味噌汁、煮物等々、どんな料理にしても美味しいかぶ。

そうだ、写真撮り忘れましたが、宮嶋くんのルッコラも入荷しています。

丈長く、辛味もありますが香りいいです。

さて、新規の農家さんです。

一ヶ月前、ご夫婦で店に来られたさつま芋を作る地元埼玉の鈴木さん。

その時、紫系のふくむらさきという品種を持ってきてくれて試食させてもらいましたが、結構美味しかったので、まずはやってみましょうとなりました。

1ヶ月寝かせて美味しくさせて出したいとのことで、ちょうど1ヶ月後に持ってきてくれました。

洗いだと仕入れ値が高くなるとのことで、今回は泥付きでの扱いにしました。

そういうケースは初めてなので、そこがどうなるか…。

洗うとこんなにきれいになるんです。

右、加瀬さんのさつま芋と並べてみましたが、やはり不利ですね。

畑の土質にもよりますが、今回の場合だと、ぱっと見ヤーコンっぽい色合いで、さつま芋って分からないかも?

店に商品を並べる時に特に気をつける点の一つが「美味しそう!」です。

野菜の袋詰にしてもそう、陳列方法にしてもそう、販売する上でものすごく大事な点。

それが販売のテクニックだったりします。

やっぱり洗った方が売れるでしょうね。

斉藤さんがよく言う「人間も朝起きたら顔洗うだろ。人間だって野菜だって同じ。きれいにしてやらないと」

この業界ってよく泥付きをアピールしたり、それを有難がって購入する自然食の人もいますが、実際は自然っぽいってイメージだけでデメリットの方がはるかに大きい。

高くなっても洗いにするか、様子を見ながら今後相談していきましょう。

味わいですが、1ヶ月前に比べて劇的に向上している感じではないかな?

って言うか、あまり違わない気も…。

でも、今どきのさつま芋みたいに甘すぎない上品な甘さ、紫系の芋独特の風味があり、美味しいさつま芋です。

なによりこの紫色がきれいです。

鈴木さん、販売店に卸すのはうちが初めてのようで、色々と試行錯誤中のようです。

「お客様の声を聞きたい」とのことで、味でも品質でも価格でもなんでも構いませんので、是非是非皆様の率直な感想をお聞かせください。

でも、いいですね。

消費者の声を聞きたいという生産者さんは決して多くはなくて、でもそういう農家さんこそ間違いなくいいものを作ります。

卸すだけ卸して、聞く耳を持たない生産者さんもいますが、ダメですね。

今日は野菜の試食でお腹いっぱいです。

でもまだ食べないといけないものが色々なんです。