フレスコの根菜粕汁と新アイス

野菜の不作が続いたり、果物も味が乗らなかったり色々ありますが、美味しい素材はたくさんあります。

今日は体が温まる粕汁。

使う材料は、本間さんの南瓜、宮嶋くんの大根とかぶ、飯田さんの里芋、一戸さんのごぼう。

味付けは加藤さんの味噌と、会津にキャンプに行った時に酒屋さんがくれた酒粕が残っていたので入れます。

最後の宮嶋くんの長ねぎ。

加藤さんの玄米餅をトッピングして完成。

これ、めちゃくちゃ美味しい!

全ての素材が最高に美味しくて、一切れずつを味わえるんです。

今シーズン初、一戸さんのごぼうも風味良くて美味しいし、加藤さんの玄米餅も相変わらず香ばしくて美味しいです。

いや~、素材が美味しいって幸せですね。

それと深みのある汁。

これまた、最高!

野菜のダシが出ているのと、加藤さんの味噌、それと酒粕がいい仕事しています。

今度会津に行ったら、これ仕入れられるか聞いてみようっと。

 

食後はアイスの試食。

今回新しく入荷したのが珈琲味と黒蜜きなこ味。

もちろんアイス担当絹子のチョイスです。

まずコーヒー。

いいコーヒー使ってますねえ。

かなり本格的。

すごく美味しい。

それと黒蜜きなこ。

きな粉の風味がいいですね。

面白いのは底に黒蜜が入っていて、2度楽しめる。

これも美味しいし楽しいです。

どっちもお勧めですよ。

 

入荷情報

週末、宮沢さんのりんご、シナノスイートとぐんま名月 梨はあかつきが入荷予定。

丸山さんのりんごは超不作のため、サンふじも出荷できないかも、とのこと。

秋映のジュースは搾ったそうなので、注文して近日入荷します。

小さいキャベツと野菜展望

前回入荷したキャベツ。

びっくりしたって言うか、目が点って言うか、笑うしかないって言うか…。

これはダメでしょ、出しちゃ。

だってソフトボールくらいなんだもん。

青果を数十年やってきたけど、こんなの初めて見た。

事情は想像つくけど、生育不足は分かっていたけど注文に応じるため出荷。

さらに長野でも八ヶ岳の方なので、寒さもあり、もう収穫しないとだめになる。

問題なのは、このサイズであることに事前に連絡がなかったこと。

そして、いつものサイズと仕入値が同じこと。

品質と味と重量を考慮し、無農薬であることを加味したとしても、小さいのはせいぜい150円の価値だろうと値段を付けましたが、これってうちの仕入値の半値以下です。

仕入値がいくらであろうと赤字でも、それ以上の値段は恥ずかしくて付けられません。

今は野菜が高いとか、そういう話じゃないんですね。

無農薬だからこんなもん、有機だからとかいいだろう、みたいな感覚で明らかに劣化品を平気で出しちゃう農家さんって結構います。

すでに一般的な感覚から大きくずれちゃってるんです。

それに、こういうのを「今日は小さいね」って普通に受け入れちゃって、値入だけ計算してバカみたいな値段を付ける販売店も多いでしょ。

言いなさいって、ちゃんと。

言わないから、普通に出しちゃんです。

だからお互いにレベルアップしないんですよ、いつまでもこの業界は。

今回は問屋の松村さん経由で仕入れたものなので、松村さんにも即連絡したら「これは明らかにダメです。すみません。生産者にも連絡を取って対応します」と。

言うまでもなく、僕が毎度口うるさく言うのは、期待したいからなんですよ。

 

まあ、これも不作が原因ではあるんですが、ついでにこの先の主要な野菜の展望について。

キャベツはこんな事情で長野も群馬も終わりだけど、近郊が遅れて今月中旬以降までしばらく欠品が続きそう。

大幅な品薄だった人参ですが、来週後半以降は近郊が出始め安定してきそうです。

大根は品薄で今年は宮島くんに助けられましたが、こちらも人参同様来週後半以降安定しそうです。

長ねぎですが、今年は加藤さんがないので、宮島くんが終わったらどうするか考え中です。