行ってきました長野(清水さん編)

久々の長野。

特に中野より北は今年初です。

今回、いつもの生産者さんではなく、お会いしたいと思っていた方を訪れました。

昨年秋の展示会で出会った無農薬で蕎麦やお米を作っている長野飯山の清水さん。

店舗は持っていませんが、週末を中心に貸店舗でお蕎麦を提供しているそうです。

「こんにちは、お久しぶりです。一年ぶりですね」

「遠いところわざわざ来ていただいて」

「バイクでツーリングついでに。とりあえず、お腹すいたんでお蕎麦食べようかな」

「どうぞ。好きなの選んでください」

お蕎麦天ぷらセットを注文しましたが、なんかサービスしてくれた感じ。

お蕎麦も美味しかったし、つゆがまた美味しいんですよね。

おにぎりや揚げたての天ぷらやお漬物とか、心のこもったお料理って感じでホッとします。

昨年の展示会ではフレスコでお蕎麦の取り扱いを希望されていましたが、諸々の事情でお断りした経緯があります。

それにも関わらず、夏は自分たちで育てたお野菜を送ってくれたり。

素敵な方です。

清水さんご夫婦は10年前に東京から移住され農業を始めたそうです。

「飯山は本当にいいところなんです。飯山を楽しんでいってください」

「はい。ありがとうございます」

お米、お土産にもらっちゃいました。

本当にありがとうございました。

ところで、新蕎麦収穫の季節。

帰り際「蕎麦畑見たいんですけど。場所、教えてもらえれば」

「えーっとですね…」

何でも離れたところに2か所あるらしく、なんとなく教えたもらった通りに行ってみました。

確か赤い橋を渡って、なんとかの家だっけ?

そこを目標にして、過ぎたら右で…。

でも完全に迷いました。

分かれ道だらけで、畑は色々あるけど、どこにいるのかも分からず…。

仕方ないので、もう1か所の畑に。

確か、国道を上って行って左に鉄塔があってそこを右に曲がって…。

ここですね。

今度は大丈夫でした。

見た目には花が咲いた時期がいいんでしょうけど、これはこれで意味がある。

この黒いつぶつぶが蕎麦の実なんですね。

明日から刈り取りだそうですが、刈り取った後に脱穀して、乾燥させて挽いて粉にしたのが蕎麦粉です。

清水さんの場合、蕎麦の実を天然の雪の室にしばらく寝かせ、甘みを引き出してから使用するこだわり。

手間と愛情ですね。

それにしても素敵な場所。

清水さんが惚れるのも分かる気がします。

夜はキャンプの予定を変更して野沢温泉の民宿。

野沢温泉に来るのは十数年ぶりかな?

もちろん、外湯めぐり。

熱いけどいいお湯です。

夜はお洒落なバーで。

なんて、僕がそんな所に行くはずもなく。

外で軽く食事を済ませ、その後は民宿の地下にある宿泊者限定のバー。

数百種類のお酒が並べられています。

それを格安で提供してくれる場所。

ウイスキーから日本酒から、ありとあらゆるアルコールが揃っています。

いい音響でジャズが流れる素敵な時間。

ここを担当するのは宿の息子さんで、元バーテンダー。

さすがお酒に詳しいし、お話も心地よい。

「いい時に来ていただいて。この一枚板のテーブルは先日入れたばかりなんです」

「すごいですね。これは高いでしょ」

「車一台買えるくらいです。父や奥さんとも相談して」

飲んだのは、ウイスキーじゃなくて、焼酎、泡盛、日本酒等々。

それぞれが数十種類も取り揃えています。

貴重なお酒も紹介してくれました。

途中でお父さんも参加してくれて、短い時間だったけど、人生の先輩、奥深い話ができました。

おつまみは柿の種を注文しましたが、銀座のどこかに行けばきっとすごい値段でしょ。

ここでは70円でした。

お酒色々楽しんで、千円ちょっとでした。

安っ!

 

続く